その他エキシマ紫外線療法で効果が期待できるもの
紫外線(UV)は大きくA・B・Cの3つに分けられます。主に、UVーA・UV-Bが光線療法に用いられてきました。有害な波長をカットした UV-B(紫外線) をあてることで、治りにくいとされている皮膚の病気を治療します。その有効性から、皮膚科で広く普及している治療です。症状や患部の大きさ・部位などに合わせて、塗り薬や飲み薬などと併用することもあります。
当院で使用するエキシマライトは「輝度(光の強さ)が高い」という特徴があり、効率よく光を皮膚に届けることができます。輝度の高い紫外線療法は、従来の紫外線療法に比べ、効果が高いと報告されています。
ピンポイントで照射できる装置のため、健常部位への紫外線照射を防ぐことができます。紫外線が照射されるスポットサイズをより小さくすることができるため、症状にあわせて細かく照射することが可能です。
治療部位へ1ショットずつ順番に照射していきます。照射がスピーディなので、短時間で治療が終わります。治療部位の症状や面積により異なりますが、数分から10分程度で終了します。
保険診療
赤くなり、厚みのある乾燥した皮膚がポロポロと剥がれ落ちる。かゆみを伴う場合も多い。
後天的に皮膚の色が白く抜ける。毛のある部分に発症すると、白毛になることが多い。
手のひらや足の裏に無菌性の膿をもった小さなプツプツができ、軽快と悪化を繰り返す。
かゆみを伴う湿疹で、軽快と悪化を繰り返す。赤みや乾燥があり、重症化するとかゆみが強まる。
表面にカサカサした鱗屑〔リンセツ:フケのようなもの〕を伴う、光沢のない赤い発疹。
保険の適応あり
髪の毛が抜けて円形の脱毛部分ができる。数ヶ所にできたり、繰り返しできたり、眉毛やまつ毛、全身におよぶ場合もある。
※症状によってはほかの治療になる場合があります。
■週に1~2回(トータルの治療回数は症状により個人差があります)
■3割負担の場合 保険適応 約1,020円 *その他、初診料・処方料は別途かかります。
※エキシマレーザーとエキシマライトは異なります。 エキシマレーザーの波長は248nmで、血管狭窄などの血管形成にのみ保険適応があります。 大学病院その他の白斑外来で用いられているものは、エキシマライトで保険適応が認められており、308nmを中心とした波長の紫外線ライトが100%用いられております。
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