皮膚の有棘(ゆうきょく)細胞癌の1つです。皮膚の表層にだけガン細胞が留まっている早期段階の状態のことをいいます。病気の進行はゆっくりで、高齢の方によく発生します。手や顔に発生する場合は、紫外線が関与していると考えられています。多発する場合は、井戸水や農薬などに含まれたヒ素の摂取が原因として考えられます。腫瘍の色は赤色や茶色で、やや盛り上がった(しみ)であることが多いです。皮膚と腫瘍の境界はわかりやすい場合が多く、痛みやかゆみはありません。全身のどこにでもでき、爪にできることもあります。大きさは1cm程度から10cm程度まで、さまざまです。
治療法は、外科的切除と外用PDTがあります。