ニキビ治療
有楽町皮膚科では、小さなニキビのできはじめから思春期ニキビ、大人ニキビ、今まで様々な治療を重ねても治らなかったような難治性ニキビ、炎症の悪化を伴う悪性ニキビ、ホルモン異常やアトピー性皮膚炎や湿疹をともなうようなステロイドニキビなど、すべてのニキビにお悩みの方に対応するニキビ専門外来を行っております。
治療内容は保険治療、自費による外用療法やピーリング、レーザー治療、PDT(光線力学的治療)、イオン導入その他様々な方法を用いて顔、前胸部、背中、臀部の範囲までニキビ肌改善の究極まで行っております。 お気軽にご相談下さい。
■にきびでお悩みのお子様がいるお母様へ
有楽町皮膚科では副作用のない安全で確実なニキビの根治治療を行っております。 学業に支障のない診療時間帯、通院日も配慮し 対応可能ですので一度ご来院ご相談下さい。
有楽町皮膚科では皮膚科・形成外科の保険診療を主体に行っております。
ニキビとは専門的には尋常性痤瘡と呼ばれます。
原因
ニキビの原因は大きく3つです。
毛穴のつまり、皮脂分泌の増加、ニキビ菌やその他の雑菌の増殖の3つです。
毛穴がつまる原因は皮脂の分泌の増加や逆に乾燥肌で毛穴が狭い場合があります。皮脂分泌の増加の原因は、ストレスや自律神経やホルモンバランスの乱れ等が関係しており、皮脂腺の活動を活発化させるためと考えられています。皮脂腺の開口部は毛穴にあり、ニキビ菌は皮脂を栄養としているため毛穴から侵入し、増殖し炎症を引き起こします。皮脂量が増え分泌が亢進すると狭い毛穴の開口部は閉塞しやすくなり角栓ができます。閉塞した毛穴の中では嫌気性菌やその他の雑菌は増殖しやすくなり炎症をさらに惹起ます。閉塞した毛穴の中で皮脂は毎日供給されるので炎症はさらに増強に大きなおできのようになります。
治療はこれらの3つの原因を解決する方法です。
- 毛穴のつまりと乾燥にはピーリング効果のある外用剤や角栓の除去やイオン導入による保湿です。
- ニキビ菌や他の雑菌の繁殖に対しては抗菌剤・抗菌効果のある外用剤や内服です。
- 皮脂分泌のコントロールを行う治療としてPDTやアキュテイン(レチノイド内服)や外用があります。
毛穴のつまりや雑菌の増殖は皮脂の乱れによる結果です。根本治療は皮脂腺そのものに働きかける治療です。抗菌剤による菌の繁殖を防ぐ方法は長期間連用すると抗生剤に効かない耐性菌の発生の原因にもなります。ニキビの根本原因となる肌質や皮脂分泌が完全にコントロールされなければニキビの悪循環に容易におちいりやすい事がわかります。 PDTはニキビ菌のみならず耐性菌の駆除と同時に、皮脂腺構築のリセットになり、細胞は再生することで本来持っていた皮脂分泌能が正常に回復していく治療ですので乾燥肌・アトピー肌などの肌質改善にも効果があります。
ニキビ菌と、ブラックライト ポルフィリンの関係
皮膚表面には健康な人には必ずニキビ菌はおりニキビ菌は皮脂を栄養にしてエネルギーを代謝しポルフィリンを産生しています。
ブラックライトの紫の光を照らし皮膚を観察すると、健康な肌の人でも鼻の周りなどオレンジ色に光っている部分が必ずあり、そこにはニキビ菌の存在が示唆されます。
またニキビが多いのにブラックライトをあててもオレンジに光っていない場合もあり、何度も炎症を起こし壊れた毛穴構造のトンネルの奥深い所にニキビ菌がいる場合や、ニキビ菌以外の悪玉菌、抗生剤にあまり効かない耐性菌が原因でニキビとなっている場合などが示唆されます。 最近は若年者であってもブラックライトに反応しないニキビが多発している事が多く早い時期からの抗菌剤の長期連用によって耐性菌ができてしまっている事なども考えられます。
ALA内服後にブラックライトを当てると皮脂腺がオレンジ色に発光します。
ニキビ治療に使われるお薬一覧
■内服療法
- ビタミン剤(C,B2,B6)
- 抗菌剤
- 漢方薬
- ホルモン剤(自費)
- ・アキュテン(レチノイド内服)
- ・低用量ピル
- ・アルダクトン(スピロノラクトン)(当院取り扱いなし)
処置(自費治療も含まれます。)
尋常性痤瘡治療のガイドラインの比較
アゼライン酸
コメド減少や抗菌活性作用があり、ニキビ治療ガイドラインにも該当していますが、国内ではまだ未認可薬品です。 有楽町皮膚科はじめ、様々な医療機関で購入が可能です。
にきび治療におけるPDT(光線力学的治療)とは詳しくはこちら
PDTとは光線力学的療法です。ALA(アミノレブリン酸)を内服し、3~4時間後に特定波長の光を照射する治療です。 この光は太陽光線にも含まれる一定波長の光で、 レーザー光や紫外線ではありませんので安全です。 PDTは元々皮膚の腫瘍の治療に使われていました。 それが応用された形で、ニキビの治療に使われてからは十分な効果が発揮されました。毛穴全ての常在菌を殺菌する効果があり、皮脂腺を萎縮させる事で、皮脂の分泌のコントロールが可能となり、肌質改善にも効果を発揮します。 治療期間は 約4-5ヶ月間です。なかなかニキビが治らず数々のクリニックに通ったり、化粧品 を試すなど努めてきた方で今まで効果が得られなかった方や、ニキビ に悩む方へのニキビ根本治療としてPDTは短期間で確実に効果が現れる治療法です。 もうニキビに悩みたくない・早く治したいという方におすすめの治療です。
ニキビ治療は今後コンビネーション治療に進化していきます。
ニキビ治療には、ディフェリンやベピオと抗菌剤を基本とし、それらの組み合わせによる治療方法があります。すでに国内でも製品化されています(デュアックやエピデュオ等)。 症状や部位に合わせて、それらにさらにアゼライン酸やレチノイド(内服・外用)を加えたり、PDTと併用することによりニキビ治療をより確実にステップアップさせる方法も有楽町皮膚科では行われています。